ピアノ・オルガン・ヴァイオリンや和楽器には木造(在来工法の住宅を含む)音楽室は最適な建物と言われています。
優れた音響は木材と比較的薄い素材で調整でき、防音材によって格段に遮音性能も向上する可変性に富んだ構造です。
木造防音室の新築計画においては、工法と防音材・断熱材の選択が非常に重要であり、効果に大きな差が生じます。
*適正な施工要領と設計書・仕様書が「防音工事・リフォーム」には不可欠です。
木造軸組在来工法はプロのピアニストなど音楽家に最も好まれる木造建物ですが、我が国の専門業者の概ね8割がこの構造を台無しにする工法を採用している現状は、専門家に限らず音楽家などユーザーにとっても重要な事実です。
→参照ページ:木造軸組在来工法の音楽防音室|木造ピアノ室(リンクブログ)
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通気を確保しないと木造は寿命が短くなるので、通気を確保する空間と防音構造は区分して考えます。
下地構造には通気が必要であり、内装構造には防湿を考慮した上で遮音・制振・吸音性が必要です。床下換気を潰す工法は危険です。
建物構造と防音計画の整合性が重要です。
ピアノなど重い楽器の荷重と振動に対処できる床・壁の軸組下地構造を補強することは制振効果を高めます。共振による音響・遮音低下を抑え、防音効果を高めます。
古い物件のリフォームは軸組下地などの補修が必要になる場合があります。
見えない箇所の施工が重要です。
一般的な木造建物(住宅など)は、空間的な制約があり、天井・床・壁を分厚い防音構造で構築することは出来ません。
間取や建物構造に応じた比較的薄い遮音・制振・吸音層で構築することが必要です。
過重量は木造建物の歪み・損壊を招いてしまいますので、注意が必要です。
スタインウェイとヤマハC5という2台の大型グランドピアノを約8.5帖の洋室(2階)に設置したピアノ教室の事例です。
夜遅くまで演奏できるピアノ教室とヴァイオリンが24時間練習できる音楽室として、木造防音室を構築しました。(国立音大出身者)
新築業者が失敗した木造音楽室を改善するために計画・設計したものであり、壁と床の内装を一部解体して再構築しました。
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